近年の猫ブームに肖り、様々な企業がイメージキャラクターに猫を起用しています。可愛くて今の時代にあった人気のキャラクターを使用すれば企業としても相乗効果が期待できます。
猫カフェや猫付きシェアハウスなど新たなビジネスの需要も増えており、人とあまりコミュニケーションを取らなくなった近年の若年層や世話をする手間が犬よりも楽と言う理由から高年層からも猫の人気が増えています。
このような時代背景とマッチした猫人気に乗ってauが制作した動画がどのようなコンテンツに仕上げているのか見てみましょう。
ストーリー
「にゃにゃにゃにゃ食堂」と言うドラマ仕立てになっており、第1話「にゃんで黙ってたの?」と言うタイトルで、出演者は4匹の猫です。もちろん番組提供社は「au」でTV風に提供クレジットが表示されます。
舞台は食卓で4匹の猫が食事を取りながらの会話シーンとなっています。皆の食事が終わると1匹の猫が率先して「今日も私が会計しておくからね」と言い出します。
そこで別の猫がスマホでまとめサイトを見ていて何かを発見します。
「最近、au wallet使ってるでしょ?」と言われ、慌てて誤魔化す、という内容です。
本動画はau walletの認知促進コンテンツで、猫を起用して分りやすく伝えています。
au walletとはリアル店舗やインターネットの支払いに使用でき、ポイントが貯められ、スマホでチャージできると言う便利なプリペイドカードサービスです。
友達の分も自分で支払えばポイントがゲットできると言うことで、この猫はまとめて支払いをしていました。
そして最後は「お会計お願いしまーす」と言って逃げるように帰っていきます。
友達たちは「何で黙ってたの~?」と言う気持ちになりますが、タイトルを疑問系にすることで視聴者の興味を沸かせる狙いもあります。
この動画の狙い
人気の猫を起用することで注目度は格段に上がりますので視聴回数獲得への近道となります。またドラマ仕立てにすることで商品の理解度を増し、動画の印象からサービス利用者の獲得へと繋がる期待が持てます。
人間のタレントと違って動物は役者ではないので撮影のコントロールが難しかったとは思いますが、シーンごとの表情や動作がうまくストーリーとマッチしていますので相当な時間がかかったことが伺えます。
猫のかわいさから視聴に繋がり、見た人であれば商品、サービスが理解できる相乗効果が生まれている動画マーケティングとして上手なコンテンツだと言えます。