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子供に絶対見せたくないけど、オーストラリアの鉄道会社による安全啓蒙動画の反響が凄い!
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子供に絶対見せたくないけど、オーストラリアの鉄道会社による安全啓蒙動画の反響が凄い!

オーストラリアの鉄道会社による安全啓蒙動画

日本でも多発する鉄道利用者の「人身事故」。
ちょっとした不注意で尊い命が失われるのは世界共通です。近年、日本の都心部ではホームドアの設置が進んでおり、ホーム上の安全性が強化されています。

本動画はオーストラリアのメルボルンにある鉄道会社「メトロ・トレインズ・メルボルン」が利用客に注意喚起させるために作った動画です。
「Dumb Ways to Die」と題された動画は2012年に公開され、2016年10月時点でなんと約1億4千万の視聴を獲得しています。
また、「高評価数」も100万件を超えており、全世界から注目が高いことがわかります。
ではどのような安全啓発をしている動画か見てみましょう。

Dumb Ways to Die

ストーリー

シンプルで可愛い複数のキャラクターが主人公です。
鉄道会社の啓蒙動画なのですが、鉄道上の危険喚起だけでなく、日常のおいての危険があるシーンを3分の動画の中に盛り込んでいます。
その事故に関連してしまうのは経験知識が浅い「子供」がメインとなっていますので、子供を持つ親であれば動画を見てわが子を事故に合わせたくないという気持ちが高まると思います。

主人公と言っても動画内で全てのキャラクターが亡くなってしまいます。

リアル映像では見せられないコンテンツを可愛いキャラクターを使って視聴しやすく仕上げていますが、ほのぼのとした音楽が流れる中、その可愛いキャラクターたちが次々に無残な死に方で死んでいきます。

日本においては結構インパクトが強い映像なので自分の子供には余り見せたくない動画だと個人的には思ってしまいます。

電車が来ているホームに降りてしまったキャラクター

この動画の狙い

命に係わる危険性が日常には沢山存在します。特に子供は危険を察知する能力が低く、好奇心が旺盛なので特に注意が必要です。
鉄道だけでなく日常生活において考えられる様々な事故シーンをコンテンツ化させることで視聴者に有益な情報として評価が上がり、企業へのイメージアップが見込まれます。

人の命に係わる大切なコンテンツなので単純に面白いという意味で紐付けることはできず、生活者の批判を受けることになればマイナスイメージを植えつけてしまう様なコンテンツなので、公開当時までには鉄道会社も色々悩んだと思います。

しかし、視聴回数1億を越えるほどのバス動画にまで成長したのだと考えられるのは、可愛いキャラクターとほのぼとしたBGMとは裏腹に作品が持つ残虐性のギャップが大きな要因だと考えられえます。

ちなみに、2013年のカンヌ国際広告祭で5部門グランプリ、金賞18個、銀賞3個、銅賞2個の計28部門という最多の受賞を達成しています。

ホームに落ちてしまったキャラクター