「若者の●●離れ」とはよく言われますが、手紙もその一つと言えるかもしれません。
オランダの郵便局「PostNL」は、ロマンティックな施策によって、プレスリリース、オンライン動画、ツイッターなど限られた予算内での事前予告であったにも関わらず、多くの若者にリーチすることに成功、郵送件数前年対比283%増を達成させました。
近年では手紙離れが進み、送りたい時に即座に送ることができる電子メールやSNS、チャットといったサービスが普及し、もはや日常生活の中では当たり前になっています。
そんな中で、電子メールやチャットよりも多少時間がかかっても愛とぬくもりを感じることができる直筆で書かれた「手紙」にフォーカスしたバレンタインキャンペーンがPostNLによって実施されました。
手紙を書いた女性たちが次に行ったのはキス。
このキスは、13日に切手添付箇所に「キスマーク」を押印する事で14日に大切な人へ手紙が届くという仕組みになっています。そうです、愛のメッセージを伝えるバレンタインデーに行われた「キス切手」施策です。
郵便局では機械が次々にキス切手を認識して、自動的にバレンタインカードを仕分けしています。わざわざキャンペーンのためにプログラムを組んだのでしょうか、気になるところです。
結果的にネットメディアやテレビ、SNSなどで拡散されて郵送件数が前年比で283%増になったキャンペーンとなりました。
こちらの動画で確認することができます。
時期:2015年
国名:オランダ
企業/ブランド:PostNL
業種:郵便局