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TOYOTAのクルマの安全性を訴求したPR動画に思わず胸が熱くなる
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TOYOTAのクルマの安全性を訴求したPR動画に思わず胸が熱くなる

ダブルサイド・ストーリーによる「2way」な動画

一見、安全性の訴求とはわかりにくい動画ですが、最後まで見るとその意味がわかります。
また、最後まで飽きずに見れる斬新な見せ方としてダブルサイド・ストーリーによる「2way」があげられます。2wayとは最初は「父」の目線で娘を見る動画。その後「娘」の目線で見せる動画となっています。

ストーリー

ストーリーの主人公は「父娘」の二人。
この二人の関係を娘の幼少時代から大人に成長する過程を動画で見せながら、その間には時代と共に変わるTOYOTAの車種が映し出されています。

父親目線で愛娘を見て溺愛しているシーンはどこの父親でも当たり前の行為で親近感や同調が得られます。娘の成長と共に段々父親から離れ、反抗期を向かえた時には冷たくドアを閉めて出て行きます。
父親目線の動画

そして次は娘目線での動画に切り替わります。
同じ動画を娘の目線で見せる映像で真逆の見方が斬新な作りとなっています。
最後には娘が結婚して子供が産まれ、自分も「親」となり子供を乗せてこれからの時代、当たり前となる「自動ブレーキ」の安全性を訴求しています。

娘目線の動画

この動画の狙い

クルマと接点が多い「父親」と、どこの父親も愛している「娘」を主人公にすることで、より「親子2世代」へ同時に興味関心を与えることに繋がります。

どこの家庭にもある父と娘の関係性を時代の流れと合わせて買い替えられる「車種」が二人だけの空間を演出しています。いわゆる普通のシーンが父親世代に共感を与えます。

さらに、娘の目線で映し出される映像は、親父の顔ばかりだが、同じ娘を持つ父親なら「俺もこんな顔してたのかな?」みたいに自分ごと化としてみることができ、自分と娘の幼少時代を振り返り、懐かしむことができます。

そして最後には娘に子供が産まれ、自分が「おじいちゃん」となります。親子3代で乗るこれからの車は安全性が高く、かわいい孫の安全を考えた「自動ブレーキシステム」を搭載しています。

この動画は2015年6月12日に公開され、現在(2016年8月22日)時点で630万回以上の視聴回数を獲得しています。
TOYOTAのこれからの時代にあったクルマをわかりやすい形でターゲットに提案しているブランディングに繋がる動画だと言えます。

Toyota Safety Sense