この動画広告は海外自動車メーカー「Volvo社」のブランディング動画です。海外の文化や規制内で作られたコンテンツで、ちょっと日本では考えにくい発想となっているかもしれません。
ストーリー
ボルボの大型トラックをラジオコントロール仕様に改造し、僅か4才の女の子にプロポで操縦させる動画となっています。正に「リアルラジコン」です。
どのくらい練習をしたかは解りませんが、その女の子のドライビングテクニックの凄いこと。
大人でも難しいんじゃないか?(誰も経験ないと思うので想像がつきづらいと思います。)と思うくらいの技を披露します。
最初はクレーンに吊られた木製のコンテナに突っ込みコンテナは大破。
女の子は「やっちまった的」な顔をしています。
そのまま走行を続け、水溜まりに突っ込んだり、コンクリートで出来たプレハブに突っ込んだり、ワイルド感満載。
終いにはリブ上の障害物に車輪を乗せた片輪走行を披露。しかし勢い余って転倒するとそのまま凹み地に落ちながら2~3回回転するが、たまたま?技?、正面に戻る。
引き続き運転を始めて最後は平地に綺麗な円を描きながらグルグル回るシーンで終わります。
この動画の狙い
昔からボディ剛性に定評があるボルボ。その頑丈さを認知させる動画コンテンツとして相対的な「か弱い女の子」を起用しています。
それにより更なる強さのイメージ訴求に繋がります。そして、トラックと全くリンクしない女の子は本当にラジコンで遊ぶような感覚で無邪気に「遊んでいる」むちゃ振りが更にインパクトを与えています。
簡単に言うと、企業メッセージとして「こんな女の子がむちゃくちゃな運転をしても壊れない」くらい「頑丈なトラック」です。と伝えたいのです。
ユニークな動画であり女の子を起用することで、共感~愛着に繋がるだろうし、1100万回の視聴回数を越える超バズ動画なので、物凄い広告効果を得ているはずです。
日本もヨーロッパの様に柔軟である大陸的な発想社会になれば、消費行動も円滑になり、経済の活性化に繋がるかもしれませんね。